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【大阪・関西万博の記憶】コモンズD アジア・アメリカ・ヨーロッパの国々を振り返る

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こんにちは、ナナさんです。こちらはコモンズDのアジアとアメリカの国々を、備忘録としてまとめた記事になります。

目次

アジアの国

ラオス ー9月7日訪問

メコン川流域に広がる山岳の国。
国民の約7割が仏教徒で、朝の托鉢や金色の寺院など、信仰が日常に深く根づいています。
ラオスは長くフランスの統治を受けたため、フランス語教育や建築の名残もあり、ルアンパバーンの旧市街は世界遺産にも登録されています。

展示では、人々の川への敬意と龍への崇拝を表わす「ドラゴンボートのミニチュア」や、木彫り・織物などの伝統工芸が紹介されており、素朴ながら文化の深みを感じました。

ブータン ー5月4日訪問

ヒマラヤ山脈のふもとに位置する内陸国。
「国民総幸福量(GNH)」という独自の指標で知られ、GDPよりも心の豊かさを重んじる国として世界的に注目されています。

国旗の色(黄色とレンガ色)をベースにした温かみのある空間で、伝統的な装飾品や民族衣装、山岳信仰に関する映像が並んでいました。静かで落ち着いた雰囲気の中、「幸せとは何か」を改めて考えさせられる展示でした。

ブータンでは「心の豊かさ」というテーマが印象的でした。


続いては、雰囲気ががらりと変わるアメリカ地域の国々です。

アメリカの国

キューバ ー9月7日訪問

カリブ海の社会主義国。革命の歴史を背景に独自の体制を維持。街にはクラシックカーやコロニアル建築が残り、音楽や野球など文化も豊か。

会場にはカラフルな壁面装飾とリズムを感じる展示があり、床にはサンバのステップを模したマークも。
「踊ってみる?」と誘われているようでしたが、やってみる勇気は出ず…見るだけでも楽しい空間でした。

ベリーズ ー 9月7日訪問

国土の半分以上が森林で、世界第二の規模を誇る「ベリーズ・バリアリーフ」が世界遺産に登録されています。
展示は海と森をテーマに、展示はシンプルながら、珊瑚や動植物の写真パネルが並び、環境保護への取り組みも紹介されていました。農産物も並んでいました。ブルーホールのドローン映像やマヤ文明遺跡のパネルが印象的。珊瑚の模型や熱帯魚の映像もあり、自然の豊かさと環境保全への取り組みを強く打ち出していました。

多民族国家らしく、クレオールやマヤ、ガリフナといった民族衣装なども等身大パネルで紹介され、文化の多様性を感じる展示でした。

ホンジュラス ー5月4日訪問

中米の山岳地帯に位置し、マヤ遺跡「コパン」で知られる国。
コーヒーやバナナの生産が盛んで、農業が経済の柱です。
展示では、主要な輸出品の紹介に加え、豊かな森と生物多様性を映像で伝えていました。

コパン遺跡を管轄する研究所と日本の大学による共同調査を紹介するボードもあり、文化・教育分野での協力を知ることができました。静かで誠実な印象を受けるブースでした。

アンティグア・バーブーダ ー5月4日訪問

カリブ海の島国で、国名は2つの主要島から成ります。
観光業が国の中心で、年間を通じて穏やかな気候に恵まれ、白砂のビーチが広がります。

展示はピンクを基調に、カーニバル衣装やリゾート写真を大きく掲示。
羽飾りと音楽があふれるブースは、キラキラ、カワイイ!! 他国とは一線を画す明るさでした。
「楽しむことも文化のひとつ」というメッセージが自然に伝わってきました。

オセアニアの国

マーシャル諸島 ー9月7日訪問

太平洋のミクロネシアに属する島国。
アメリカの核実験場となったビキニ環礁の歴史を持ち、今も放射能汚染と海面上昇という二重の課題に直面しています。

展示は海と空の青を基調にした静かな空間で、かつての実験映像と現在の暮らしが対比されていました。
「美しい海を守りたい」というメッセージがストレートに伝わる内容で、短い映像の中にも強い訴えを感じました。

環境問題を真正面から伝える展示が多かった印象です。


続いては、雰囲気を少し変えてヨーロッパの国・モルドバの紹介です。


ヨーロッパの国

モルドバ ー 5月4日訪問

ルーマニアとウクライナに挟まれた東欧の内陸国。
長い間ソ連の影響下にありましたが、独自の文化とアイデンティティを大切に守り続けています。
ワインの名産地としても知られ、展示ではブドウ畑の映像や、伝統的なワインセラーの紹介が印象的でした。

民族衣装のマネキンが並び、素朴で温かみのある映像が流れる空間。
装飾は控えめながらも、「人々の暮らしと自然が調和する国」という雰囲気が感じられました。


まとめ

今回紹介した8か国は、いずれもそれぞれの文化や課題を丁寧に伝えており、
歩いているうちに、まるで世界一周をしているような気持ちになりました。
小さなブースにも、それぞれの誇りとメッセージが確かにありました。

―― 次回はコモンズシリーズのラスト、コモンズD備忘録・アフリカ編をお送りします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。


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