MENU
カテゴリー

大阪・関西万博の記憶 コモンズFを見て感じた国の違い

  • URLをコピーしました!

こんにちは、ナナさんです。このページを見つけてくださりありがとうございます。

いよいよ関西万博も終盤に近づき、会場では「駆け込み需要」のような混雑の兆しも見えてきました。
今回は「なかなか行くパビリオンが見つからない!」という方に向けて、コモンズを取り上げたいと思います。私自身もまだすべてを回れていないので、今後訪れたところから順に体験記を上げていく予定です。

コモンズはA〜Fの6つがあり、そのうちEでは漫画展を開催中。
今回ご紹介する「コモンズF」にはたった3か国しか入っていないのに、コンプリートに2か月かかってしまいました。その理由を、ナナさん視点で書いてみます。

目次

コモンズFの3か国はココ!


コモンズFに入っている国は以下3か国。

  • カザフスタン(7/17訪問)
  • アルメニア(5/16訪問)
  • ブルネイ・ダルサラーム(5/16訪問)

カザフスタン ― 大人気で大行列

  • ナナさんおすすめ度 
  • お子様おすすめ度 
  • 待ち時間:奇跡的になし(通常40~60分)

コモンズF コンプリートを阻んでいたのがカザフスタンパビリオンです

中央アジア最大の国で、世界最大の内陸国。豊富な資源に支えられ、近年はITや宇宙開発にも力を入れています。私にとっては「北京冬季五輪の女性旗手の美しいユニホーム」が印象に残る国でもあります。

ガイド付きで回るスタイルが基本で、夜に訪れても40〜60分待ち。結局、他のパビリオンを優先して後回しにしていましたが、7月17日、あいにくの悪天候の日にようやく入場できました。

ところがこの日は10時前だったからか、「自由に見ていいですよ」と案内され、まさかの待ち時間ゼロ。ヨルダンの当日予約も当たり、アイルランドにも入れたラッキーな1日でした。

人気の理由は、臓器移植前の臓器を体外で24時間以上維持できる「アスタナ生命維持装置」の展示でしょう。

でも私が特に惹かれたのは「電子国家」としての取り組み。日本のマイナカードは使い勝手が悪いと私は思うのですが、カザフスタンは行政サービスの電子化がかなり進んでいるそうです(お隣のアルメニアも同様)。展示を見ながら「実際の使いやすさはどうなんだろう?」と想像してしまいました。

日本は数学でつまずいて「文系」に進む人が多い社会。文系の私でも、こうした展示を見るたびに「この先の日本は大丈夫かな?」と心配になってしまいます。

アルメニア ― しっとりと文化を紹介

  • ナナさんおすすめ度 
  • お子様おすすめ度 
  • 待ち時間:なし

コーカサス地方にある小さな国で、世界で初めてキリスト教を国教とした歴史を持ちます。文化の豊かさでも知られていますが、アゼルバイジャンとの国境付近は紛争の影響で「外務省退避勧告」が出ている地域もある、渡航しにくい国のひとつです。

日本の吹奏楽経験者なら「アルメニア」と聞いただけで親近感を持つ方も多いのでは。私もその一人です。名曲「アルメニアン・ダンス Part1」(アルフレッド・リード作曲)は、吹奏楽部出身なら誰もが知っているはず。
👉 佐渡裕指揮での演奏動画はこちら

そんな親近感を胸に訪れたアルメニア館は、グレーを基調としたシックで落ち着いた雰囲気。展示は派手ではないけれど、歴史や文化をコンパクトに紹介していて好印象でした。

唯一の難点は、展示も解説もすべて英語だったこと(→2025.9 再訪。日本語表記はきちんとありました。見落としていたようです。お詫びして訂正します)。スタッフと外国人来館者が楽しそうに会話しているのを見て「いいなあ」と思いました

追記・訂正(2025.9訪問)

「日本語表記がない」と書いてしまったのですが、9月に再訪して確認したところ、日本語表記がありました。見落としていたようです。お詫びして訂正します。

日本語があってもスタイリッシュなイメージはそのまま。インフラ整備と教育に力を入れていることがよくわかる展示でした。

今年7月、群馬県にアルメニアの教育システムTUMOを取り入れた施設ができています。

!➡️詳細はこちら


ブルネイ ・ダルサラーム― 意外と簡素な展示

  • ナナさんおすすめ度 
  • お子様おすすめ度 
  • 待ち時間 なし

ボルネオ島北部にある小国で、石油と天然ガスの輸出により高い生活水準を誇る資源国。イスラム文化が色濃く残る国でもあります。

ブルネイ館は開幕に間に合わず、5月14日にようやくオープン。私が訪れたのはその2日後の5月16日でした。だからこそ、展示がまだ出揃っていなかった可能性もあります。

第一印象は「意外な素朴さ」。資源国と聞けば豪華な展示を想像しますが、実際は驚くほどシンプルで控えめ。むしろその素朴さが印象に残りました。

次に訪問したときに内容が増えていたら「やっぱりオープン直後だったのか」と納得できるでしょう。逆に展示が変わっていなければ、それはそれで「潔くシンプルさを貫くブルネイらしさ」かもしれません。

追記(2025.9訪問)

展示品自体は増えていませんでしたが、3面ディスプレイに大迫力の映像が流れ,多くの方がソファーに座って鑑賞していました。座れるパビリオンはありがたいです。

モスクのイラスト前でイスラム帽を被っている姿を記念撮影できるようになっていて、お子さんが順番待ちしていました。

まとめ

同じ「コモンズF」に入っているのに、カザフスタン・アルメニア・ブルネイはまったく違う顔を見せてくれました。

  • 大行列に並んで熱気を感じさせるカザフスタン
  • しっとりと文化を伝えるアルメニア
  • 資源国なのに意外な素朴さで驚かせるブルネイ

この違いこそが、万博らしい多様性だなと実感しました。
次に再訪したとき、アルメニアとブルネイの展示がどうなっているかを追記したいと思います。

ここまでもお読みいただきありがとうございます。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次