こんにちは、ナナさんです。最後はコモンズDのアフリカの国々をまとめます。展示だけでなく、国そのものの特徴を振り返ることで記録に残したいと思います。
カメルーン ー５月４日訪問
「アフリカの縮図」と呼ばれるほど、気候や地形が多様な国。
熱帯雨林からサバンナ、山岳地帯まで変化に富み、農産物や鉱物資源にも恵まれています。
サッカー強豪国としても知られますが、私の中では「カメルーン＝大分県（中津江村）」の印象です。
文化面では音楽・舞踊が盛ん。展示では、伝統楽器や色鮮やかな布地、工芸品などが並び、アフリカらしいエネルギーを感じる構成でした。
ギニア ー５月４日訪問
西アフリカの資源国で、世界有数のボーキサイト産出国。
民族文化が多様で、伝統音楽や舞踊が生活に密着しています。
展示では、自然資源の紹介とともに、太鼓（ジャンベ）や民族衣装のパネルが印象的でした。
首都コナクリの港町風景を映した映像もあり、活気ある国の姿を伝えていました。
コンゴ民主共和国 ー５月４日訪問
アフリカ中央部に位置し、コンゴ川流域に広大な熱帯雨林を持つ国。
隣国に「コンゴ共和国」という別の国があり、こちらは“民主共和国”――昔はザイールと呼ばれていた国です。
鉱物資源が豊富で、コバルト・銅・ダイヤモンドなどの産出で知られています。
蛍光色のネオンサインに吸い寄せられてしまいますが、中の展示は自然と資源の両面をテーマに構成され、鉱石サンプルや産業紹介の映像が流れていました。
赤道ギニア ー５月４日訪問
スペイン語を公用語とする、アフリカ唯一の国。
石油資源の発見によって経済成長を遂げ、近代的な都市開発が進んでいます。
一方で、伝統的な儀礼や祭りも大切に守られています。
「神の木」とされる大きなパンヤの木のオブジェが印象的。近代建築の映像と民族舞踊の写真が並び、「新しい都市国家」と「文化の根」を対比する構成でした。
マダガスカル ー５月４日訪問
インド洋に浮かぶ島国で、アフリカでも特異な生態系を持つ国。
固有種の動植物が多く、バオバブ並木やキツネザルの生息地として有名です。
カメや迫力あるクジラの展示が印象的でした。
自然保護と観光の両立をテーマにした映像が流れ、アフリカとアジアの文化が混じり合う社会の様子が伝わる内容でした。
リベリア ー５月４日訪問
アフリカ最古の共和国で、19世紀にアメリカから移住した解放奴隷によって建国されました。
国旗は星条旗に似ており、アメリカとの関わりを今も感じさせます。
豊かな鉱物資源を持つ一方、内戦の歴史を経て再建に取り組んでいます。
ジャングルをイメージした展示に迎えられ、国の再生を象徴する映像や、工芸品・教育支援活動を紹介するボードがありました。
サントメ・プリンシペ ー９月７日訪問
アフリカ西岸沖の島国で、赤道近くに位置します。
ポルトガルの植民地時代の影響が強く、ポルトガル語を公用語としています。
主要産業はカカオ栽培で、白を基調とした現地の民家をイメージした展示。
映像やカカオなどの模型やチョコレート製品が並びに、現地に一度行ってみたいと思えるパビリオンでした。
ナイジェリア ー５月４日訪問
アフリカ最大の人口と経済規模を誇る大国。
首都アブジャをはじめ大都市が発展し、石油資源が経済の柱となっています。
イスラム教とキリスト教が共存し、言語・民族の多様性が文化を豊かにしています。
入口にあるヒョウとリスのオブジェは廃材を利用して作られていました。
他にもナイジェリアの大統領の肖像や、自然や農産物などが並べられていました。
トーゴ ー９月７日訪問
西アフリカの小国で、海岸から内陸へ細長く延びる独特の地形を持ちます。
農業が主要産業で、綿花やコーヒーの生産が盛ん。
フランス統治時代の文化が今も残り、公用語もフランス語です。
展示では、農業製品や布地の紹介のほか、伝統音楽のリズムが流れる穏やかな雰囲気が印象的でした。
ブルキナファソ ５月４日訪問（９月７日再訪）
西アフリカの内陸国で、農業中心の国ながら、映画や音楽の分野でアフリカを代表する存在です。
首都ワガドゥグでは「FESPACO（フェスパコ）」と呼ばれるアフリカ最大級の映画祭が開催され、文化の発信地として知られています。
展示には日本語の「手書きPOP」があり、非常に味があります。でも、５月に訪問した時は建設工事の映像の写真を撮りまくっていて気づきませんでした・・・。
まとめ
コモンズDのアフリカ地域には、多様な自然・資源・文化をもつ国々が集まっていました。
展示も、それぞれの国の歴史や誇りが感じられる構成で、歩くだけで大陸のスケールを実感できました。
これにて一旦コモンズ備忘録を締めくくりたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
