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【マンガ】健康で文化的な最低限度の生活 その1

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こんにちは、ナナさんです。

このサイトを見つけていただきありがとうございます。

新型コロナウイルスのため、日本全国自粛ムードが広がっています。気持ちがしぼまないよう、楽しいことを探したいと思います。

今回は少しマニアックなジャンルのマンガを紹介します。

『健康で文化的な最低限度の生活』

柏木ハルコ作のマンガ(ビックコミックス)

現在8巻まで刊行されています。

読売新聞の書評を読んで気になったので購入。会社の女子内で回し読みしました。

【あらすじ・ネタバレごめんなさい】

大学卒業後公務員となった義経えみる。生活保護の部署に配属され、ベテランケースワーカーのサポートを受けながら体当たりで困難ケースにあたりながら、成長していくストーリーです。

同期のケースワーカー4人も、困難ケースに立ち向かいます。

事例は

  • 生活保護費で借金を返済する方
  • メンタル疾患と児童虐待
  • 仕事に就けないLD(読み書きできない学習障害)男性
  • ネグレクト・認知症
  • 性的虐待
  • アルコール中毒と自助グループ
  • 生活保護と高校卒業後の進路
  • 不正受給

などなど。

どのケースもかなりの難ケース。

新人を指導する先輩ケースワーカーさんが何気にすごいです。

 

私、生活保護を受給している方とも結構お会いしていますが、このマンガを読み、

「生活保護をもらうまでにいろいろあったんやな〜」

と考えながら対応できるようになりました。

 

えみる嬢のように、役所に入庁して最初の配属部署が「生活保護関係の部署」という事例は結構あるようです。いきなりハードですね。

 

テレビドラマ化されました

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画像は関西テレビホームページからお借りしました。ありがとうございます!

 

吉岡里帆さん主演でドラマ化されると聞いた時、「ゴールデンタイムでドラマ化するの???」

 

昨年、ユインチホテル沖縄滞在中に「性的虐待」の回を見ましたが、息子と夫は絶句。

ありがちな「男親と娘」ではなく「男親と息子」ですから。

これ、原作通りです。

会社でも「ゴールデンタイムでやるとは思わなかった」と持ちきりでした。

一つ気になったのが服装。役所の人ってあんまりおしゃれじゃないイメージあって、私だけでしょうか?

 

生活保護不正受給エピソード

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ストーリー上、驚異的な成長を遂げるのが主人公のえみる嬢と日下部欣也くんです。

【ネタバレごめんなさい】

日下部家は、生活保護を受給しながら、シングルマザーが認知症のおじいさんと高校生を養っている家庭です。高校生が欣也くんです。

中学卒業時に、欣也くんは「アルバイトして収入を得たら申告してくださいね」と書かれた同意書にサインします。

母親は欣也くんに申告義務のことをきちんと説明せず同意書にサインをさせました。

その後、欣也君は親に内緒でアルバイトを始めてしまいます。

収入調査で欣也君のアルバイトが役所にバレてしまいました。欣也くんは「申告義務は知らない、聞いていない」と主張しましたが、同意書に判を捺していたため「不正受給」と認定されました。

えみる嬢が体当たりで対応することで、徐々に欣也くんが心を開いていきます。

その後、資格を取って働ける仕事を……。と考え、看護専門学校に進学します。

 

仕事の教訓

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日下部家のエピソードには、いくつか仕事上で「頭にとどめておいた方がいい」点があります。

一つ目が欣也くんに同意書の意味をきちんと説明せずにサインさせたこと。

母も、役所もです。

二つ目がえみる嬢が誤った(曖昧な)知識を元に「返済が免除される方法」を提案したが、法律上適用できないケースだった・・・。

「あなたが免除されるって言ったでしょう!!、どうしてくれるのよ!!」

そして、日下部家の信頼を失ってしまったこと・・・。

 

結構やりがちな事例かも・・・・。

このことを忘れないように時々この漫画を読み返すようにしています。

 

次回、欣也君の進学に関してと、生活保護にまつわる関連書を紹介したいと思います。

 

堅苦しい内容になりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。

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