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国家資格キャリアコンサルタント試験機関の選び方

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こんにちは。こちらのブログにお越しいただきありがとうございます。

ここにたどり着いた方は、キャリアコンサルタント試験に興味がある方かと思います。
そしてキャリコン試験の試験機関は2つあることをご存じで、どちらを選べばよいか迷っている方かもしれませんね。

わたしは日本マンパワーさんの講座を受けCDA資格を取ったあと、2級技能士資格を取りました。CDAでも2級技能士試験でもロープレ試験ではすごく苦労しました。

どちらを選んだらいいのか、私の考えを書いていきたいと思います。

国家資格キャリアコンサルティング資格 とは?

国家資格キャリアコンサルティング試験とは、人材ビジネス、人事総務等の実務経験を経験4年以上、もしくは、「キャリアコンサルタント養成講座」修了者が受験する試験です。

圧倒的に「養成講座修了者」カテゴリーで受験している方が多く、実務経験者が「合格しにくい」試験です。特に「JCDAは実務経験者が受かりにくい」と、言われています。

あ、JCDAの説明、まだでした。

国家資格キャリアコンサルタント試験実施団体

現在国家資格キャリアコンサルティング試験を実施している団体は

  • JCDA
  • キャリアコンサルタント協議会

の2団体です。

それまでは、「キャリアカウンセラー・キャリアコンサルティング」の資格を取得できる団体が10団体以上ありましたが、資質をそろえるために国家資格化し、資格取得できる団体を絞りました。

本当はキャリアコンサルティング協議会1個所に絞りたかったのではと思いますが、業界最大手、かつ、知名度も高い「CDA(キャリアデベロップアドバイザー)」を輩出する「JCDA」を外すことができなかったんだろうな、と私は考えています。

わたしがなぜCDA試験を受けたか?というと、他の団体を知らなかったからなので・・。

産業カウンセラー講座は「キャリアコンサルタント講座」ではないので、実務経験が浅い方は別に「キャリアカウンセラー講座」を受けてる方が多かったです(産業カウンセラー協会でも講座を開講しています)。

JCDAとキャリアコンサルティング協議会、スタンスの違い

キャリアコンサルタント(カウンセリング)の最終目標は

「クライアントに気づきを与え、自ら行動できるように支援する」

この文言を論述試験で何度も書きました・・・。

最終目標は一緒なのですが、途中の過程がやや異なります。

最新の「JCDAジャーナル 70号」に津村臨床心理士会会長と大原理事長の対談が掲載されていました。大原理事長が両団体の違いを端的にお話しされていました。

10ページより抜粋

キャリアカウンセリングにも様々な考え方がありますが、その一つとして「傾聴によってラポールを形成した後は、問題解決志向でアドバイスする」というものがあります。

JCDAの考えるキャリアカウンセリングは「その人の内省や自己概念の成長を促す」ことに重点を置いています。

問題解決志向アドバイスは、キャリアコンサルティング協議会の「国家資格試験」「技能士試験」で求められているスキル。

「経験代謝(内省)による自己概念の成長」がCDA講座の肝になる部分。

「2団体で試験をするなら評価基準(支援スタンス)をそろえる必要があるのでは?」とクレームが出ても、変えないでしょう。

となると、自分で「キャリ協・JCDA どちらで試験を受けるか」、決めざるを得ないのです。

試験実施機関の選び方(1) 活躍分野を見据えて選ぶ

1つ目の選択肢は、「今後の活躍分野」を見据え、試験機関を選ぶというのが選択肢として考えられます。

問題解決志向アドバイスは、「一期一会」かつ、「面接時間が取りにくい」、人材ビジネス業界で仕事をしたい方には、必須スキルでしょう。

「経験代謝」いや、傾聴を重視するアプローチは、大学キャリアセンターなど、1回の相談時間に余裕があり、複数回相談することが前提の場所で仕事をしたい方にとっては、必須スキルだと考えます。

人材ビジネスにも話をじっくり聞いてほしいクライアントは来ますし、キャリアセンターにも「明日の面接どうしたらいいですか~~~~」という学生さんも来るでしょうから、最終的には両方できるに越したことはありません。

試験実施機関の選び方 (2) 得意なやり方で選ぶ

CDA講座を受けた方、話をじっくり聞くのが好きな方・・JCDA

JCDAの論述試験は、技能士試験と少し似ていて、私にとっては解きやすい問題でした。

JCDA講座を受けていない方、アドバイスするのが好きな方、技能士試験を視野に入れている・・・キャリ協

キャリ協の論述試験は、人材ビジネス実務者は比較的解きやすいでしょう。未経験者も、学科試験の勉強をしていたら解ける問題です。

学科試験は回によって難易度が異なります。技能士試験より難しいとも言われています。でも、過去問をしっかり解くことで対応できるでしょう。

 

また、

敢えて苦手なやり方にチャレンジする

のもありかもしれません。

まとめ・・・

私はCDA講座で苦手な「傾聴」にじっくり取り組めたので「講座を受けてよかった」と思っています。(技能士試験で考え方を変えるのに苦労しましたが。)

国家資格は「とっかかりの試験」ですし、どちらの団体でも合格すればよいです。やりやすいやり方で受験するのがいいと思います。

頑張ってくださいね。

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