こんにちは、ナナさんです。このページを見つけていただきありがとうございます。
先月に五ツ木書房さんから模試受験者の追跡調査の結果が発表されました。
息子の受験で違和感を感じた点
みん高偏差値の高さ・馬渕偏差値の低さ
ギャップが大きすぎます。
五ツ木の模試は私も受験したので、今の値がどんな感じか気になっていました。馬渕生は11月しか受験しないので息子が結果を持ち帰るのを待っていました。
今回は五ツ木模試の追跡結果と大阪府公立学校受験状況概要について考えます。
ちなみに息子の受験はこんな感じでした
五ツ木書房発スゴい資料
先月、五ツ木書房さんから素晴らしい資料が発表されました。
私が五ツ木模試を受けた時の記憶では現文理68、2番手校64〜65、3番手校61〜62。なのですが、現在はどうでしょう?
【2023年進学先調査】
合格者の平均偏差値
五ツ木書房さん基準より高めの数値が出ているようですが、1ポイント程度の誤差のようです。私のイメージとそれほどズレてなかった、ホッ。
今回の資料を見て私が感じたこと(公立高校)
- 旧9学区時代の第3学区で劇的に序列が変わった
- 2番手校が旧3番手校の偏差値で、文理学科とそれ以外の差が開いている
- 私立は序列と名前が変わりすぎてて、自分の記憶とほぼ一致しない
私の受験時の旧3学区の序列は大手前>市岡>旭…の順。
いとこが「大手前無理そうやから市岡かなー」、と言っていたので本当にびっくりしました。今なら「大手前無理そうやから東か私学かな?」か?
また、私立某高校の現在の偏差値を夫に伝えると
昔は行く高校がない生徒が受験する学校だったのに…
受験生の併願状況
文理を受ける奴は、ほぼ◯高校を受ける
俺の公立志望校を受ける奴は、ほぼ◎高校を受ける
あと、あんまり知らんけど・・・
五ツ木書房さんの資料に書かれていることと息子の発言はほぼ一致。息子の学校では、私立高校併願校は五ツ木書房さんの資料通りに振り分けられていました。
息子は「行きたくない学校の見学には行かない。公立志望校併願が無理なら専願」といい、家から近い私立高校1校しか見学に行きませんでした。「専願もだめならどうするねん」、と冬の三者懇談までヒヤヒヤものでした。
冬に志望校変更を言い渡されないよう勉強するのが一番ですが、志望校変更に備え、この資料で併願校とされている学校は見学にいかれた方が良いと思います。
令和5年度公立高等学校入学状況概況(大阪府)
7月に大阪府公立高校の入試概況が発表されました。書こうかどうかずっと迷っていて、こんな時期になりました。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6221/00430354/R05nyugakujokyogaiyo.pdf
この類の資料は私の高校受験時もあったかもしれない。でも、誰でも見られるということはなかったはず。インターネットの発展のおかげです。
【英語平均点】
- 英語A問題 36.2(得点率%) 素点換算33.2
- 英語B問題 53.2(得点率%) 素点換算47.9
- 英語C問題 67.3(得点率%) 素点換算60.6
- 英検利用した受験者3,999名
- 最低保証点数以上の得点に達した人数 1,205名
- 達成割合 30.1%
【数学平均点】
- 数学A問題 48.9(得点率) 素点44.0
- 数学B問題 55.2(得点率) 素点49.7
- 数学C問題 51.2(得点率) 素点46.1
【国語平均点】
- 国語A問題 55.0(得点率)素点49.5
- 国語B問題 66.7(得点率)素点60.0
- 国語C問題 64.3(得点率)素点57.9
英検2級に合格していると、当日0点でも72点が保証されますが、英検2級利用で当日72点を越えた受験生が3割。
約7割の生徒が英検の恩恵を受けているので、やっぱり英検あった方がいいんかな?と考えてしまいますね。
この資料を見て、
英語C問題の平均点(60.6)点。結構高くない?
英検対策を頑張ったから点が取れているのか、英検なくてもそこそこ取れているのか、良く分かりませんけど・・・。
英検があっても、国語と数学で差がつくとかなり辛いのではないか。逆に英検がなくても数学が得意なら挽回できるかも。
馬渕の先生が「英検取ってもあまりメリットない」と言ってたB問題。
私がこの資料を見て一番びっくりしたのが、定員以上の受験生が英検利用をしている学校があり、合格点を越えている人が3割しかいないこと、ではなく、 B使用の三島高校で英検利用した生徒が55名もいたことでした。
倍率が高いC問題使用校の春日丘高校を回避した生徒が多そうなのと、北摂という土地柄もあるのかもしれません。
三島高校は来年、数学がC問題に戻るらしいので、来年度の英検取得者の推移に注目したいです。あと、国語数学がC問題になる寝屋川高校もね。
内申点開示って昔なかったよね…
息子は内申点が開示されるのが当たり前だと思っていますが、
内申点が開示されることと成績が絶対評価ということ
は私にとって衝撃的でした。
高槻市内申書開示請求裁判
高校を卒業してしばらくして上記の裁判が始まりました。
高槻市は「地元集中運動※」で有名でしたし、私が住んでいた地域も地元集中運動があり、内申点非開示で受験したので、個人的に関心があった裁判です。
最終的に「総合所見」に関しては非開示、控訴審でも原告の請求が退けられています。
私は校長室に呼ばれることこそなかったですが、
志望校に行ける成績じゃない。地元校にしてください
五ツ木の判定Bやで…内申点どうなってるの?
最終的に志望校を受験できましたが、裁判を起こした方の気持ち、多少分かります。
絶対評価でも分かりにくい
現在成績は絶対評価で評価されますし、本人にも内申点が開示されます。
大阪府立高校に関しては、入試後に当日のテストの成績を口頭による開示を受けられるようになりました(答案開示は書面にて申請)。しかし、所見欄は非開示のまま。この裁判の影響も多分にあるでしょう。
親としては「調査書には子供の不利益になることは書かれていない」と学校の先生を信じるしかないと考えていました。
ただ、絶対評価にも良く分からないところがあります。
息子の成績表に「AAA 評価4」というのがあったのですが、
AAAの4と5って何が違うん?
言わんとすることは分かるんです・・・。でも、AAAよりAABの方が諦めつく。モヤモヤ…。
高校も1学期2学期はABCの観点別評価らしい。モヤモヤはしばらく続きます。
とっても長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました