こんにちは、ナナさんです。
このサイトを見つけていただきありがとうございます。
息子の誕生にまつわる黒歴史。私の身の回りに起こったことを基に書いています。実際の申請の時には関係機関に確認してくださいね。
今回は出産育児一時金と高額療養費について書きます。
息子の誕生日仮決定
正常出産で「誕生日決定」ということはまずないと思います。
私の場合6ヶ月の時点でお腹が下がっていた、逆子と分かっていたため休職し、臨月に入ったらすぐに帝王切開することが決まりました。
産婦人科の手術日は週2回。その時は「月末、月初」でした。
事情があり手術日を月初にしましたが、お金のことだけ考えるなら月末に出産したと思います。
児童手当も、扶養手当も誕生月から支給されるので、月末生まれの方が貰える金額が多くなるからです。
出産育児一時金
出産は病気ではありませんので自費扱いになります。健康保険(3割負担)は使えません。
しかし、健康保険から「出産育児一時金」が給付されます。息子を産んだ時は35万円。今は42万円(産科医療補償制度に加入している病院、加入していない場合は40.4万円)です。
ちなみに妊娠85日(4ヶ月)以降の出産(流産、死産)は、出産手当一時金の受給、産後休業を取ることができます
【出産手当金の支払い条件をおさらい】
- 自分で健康保険に加入
- お給料が標準報酬月額の2/3未満
でした。
出産育児一時金は国民健康保険でも受け取ることができ、配偶者加入の組合からもらうこともできます(家族出産育児一時金)。しかし夫婦で重複受給はできません。
平成24年に健康保険から出産費用を直接病院に支払うこともできる制度ができました(直接支払制度、代理受取制度)。
- 直接受取制度:本人と病院が直接書面を代わし病院が組合に請求する。
- 代理受取制度:出産2ヶ月前までに医師の証明をもらい、病院が出産育児一時金の申請を行う。
病院により取り扱いはまちまちですので事前に確認した方が良いと思いますが、直接受取制度を利用する病院が多いようです。
両制度とも出産育児一時金は病院への支払になりますが、違いは「産前の手間」と「出産費が一時金の額より安かった時の対応」。
代理受取制度では、余った分は組合から本人の口座に振り込まれますが、直接支払は本人が改めて申請します。
私は出産時に親にお金を借りましたが、出産育児一時金支給までの貸付制度もあります。
とはいえ、会社に「貸付の申請します」とお願いするのは勇気がいるかも。
今は医療費をカード払いできる病院も増えているので、限度額を上げておいてカードで払うのもアリかもしれませんね。
カードにもよりますが、ポイントたまるし(^_^)。
私、息子の通院(アレルギー)も毎回カードで払ってます。
民間の医療保険が適応されるケース
自分で健康保険に入っている妊婦なら自宅療養も傷病手当対象になります。
そうでない方は切迫早産・流産等、異常妊娠時で「入院した場合」、民間の医療保険で入院給付金が受けられる場合があります。
帝王切開はだいたい医療保険の対象になりますが、鉗子分娩、吸引分娩は保険商品によって支払対象にならないこともあります。
「保険の見直し」はFPの代表的な仕事ですが、私は自分の保険の見直しの途中です。
出産当時に入っていた医療保険。月13000円の保険料を払っていました。
- 某共済女性コース
- 某生命保険会社がん保険特約
- 某生命保険会社終身保険特約
1.2は入院当日から給付金が出る今どきの保険、3は入院5日後から出る古い保険です。
私は帝王切開で出産したので、それぞれの保険から手術一時金、入院給付金が支払われ、予定より早く親借金の返済ができました。
1の保険は60歳までしか加入できないので、その後解約し、3の保険をどうするか、ずっと悩んでます。
高額療養費
月をまたいで入院したため、精算時に「保険分(帝王切開)の分」「保険外(出産)分」、それぞれ2枚の明細が出てきました。
高額療養費は、医療費の個人負担上限を設けて、上限を超えた額が還付されるシステムです。
高額療養費の計算
詳しくはこちらを↓
<問>fpの試験でよく出る問題です、
お給料が30万円の人がいます。1ヶ月の医療費は100万円でした。高額療養費はいくら?
標準報酬月額28万円~50万円の方(報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方)の高額療養費の計算式は
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%
多数該当 44,400円(1年のうち3ヶ月分もらった後、すなわち4回目以降)
です。
本来の負担額は100万円×30%=30万円。
高額療養費が適用されると
¥80,100+(¥1,000,000-¥267,000)=¥88,330(自己負担)となります。
但し、高額療養費は「還付」なので、一度は本来の医療費を払わなければなりません。
一旦30万円払うのはかなり負担ですし、高額療養費が振込まれるまで日がかかります。
平成24年4月から、入院前に健保組合に「限度額適用認定」申請することで高額療養費上限額までの支払いで済ますことができるようになっています。
払えないかもと思ったらまず病院に相談、どのような手段があるか情報を得ることをお勧めします。
高額療養費計算の注意事項
月ごとで計算するため、按分されると対象から外れることもあり得ます。
私は手術が月初だったので還付されましたが、月をまたいで入院する方は注意してくださいね。
まとめ
息子の出産の時には、産前にお金のことを調べる気力がありませんでした(自宅安静で動けませんでしたし)。だから支払う時に「お金がない」とパニックになりました。
事前申請することで会計窓口での負担が軽くなる制度もできているので、動ける間に準備することをお勧めします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。