MENU
カテゴリー

【大阪・関西万博の記憶】コモンズDパビリオン 印象に残った4か国を紹介!

  • URLをコピーしました!

こんにちは、ナナさんです。このページを見つけてくださりありがとうございます。

今回はコモンズDから、印象に残った4か国をご紹介します。いずれもアジアの国々で、展示を通して気づいたことや背景を備忘録としてまとめました。

目次

パキスタン ― 岩塩と長い待機列(5月4日訪問)

南アジアの大国で、人口は世界でも上位。イスラム文化を基盤にしつつ多民族社会が広がり、古代インダス文明やモヘンジョダロの遺跡など歴史の厚みを誇ります。首都イスラマバードは計画都市、最大都市カラチは経済の中心で活気にあふれる国です。

パキスタン館は「展示物や床も含めてすべて岩塩でできている」と万博開幕前から話題になっていました。実際に訪れると待機列ができ、入場制限も。解除を待っていざ中へ入ると、本当に壁一面が岩塩!光に透けて幻想的で、思わず圧倒されました。


モンゴル ― 豊富な展示に見ごたえあり(5月4日訪問)

大草原と遊牧文化で知られる内陸国。ゲルに暮らす人々や馬との生活が今も根付いています。かつて世界史に大きな足跡を残したチンギス・ハーンの時代を誇りにしつつ、現代は首都ウランバートルを中心に都市化も進む、伝統と近代が交わる国です。

金印や古文書など展示物が豊富で、沢山写真を撮ったパビリオン。特に印象に残ったのは文字の種類の多さ。モンゴル文字は縦書きで独特。でも、現在のモンゴルではキリル文字が公用として使われていますが、日本語と語順が同じという説明もあり、言葉の不思議さを改めて感じました。


パレスチナ ― 紛争下でも参加する強さ(5月4日訪問)

中東の地で、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地エルサレムを抱える歴史的に特別な地域。長年の紛争で困難な状況が続く一方、豊かな食文化や芸術を通して人々の暮らしは脈々と続いています。文化と信仰の重なりが独特の存在感を生み出しています。

紛争中にもかかわらず万博に参加していること自体に力強さを感じました。展示には遠くに女性が映りこんだ大きなタペストリーが飾られ、そこで記念撮影する人々の姿も。街中にいるかのような演出のようで、とても印象的でした。


タジキスタン ― 最大級の氷河が気になる(5月4日訪問)

中央アジアの山岳国で、国土の大半が険しい山々に覆われています。古代ソグド文明の中心地であり、現在も言語や文化はペルシャ系の影響を強く残しています。旧ソ連の名残も色濃く、イスラム文化と近代化が入り混じる独特の空気を持つ国です。

展示では民族衣装も目を引きましたが、私が特に気になったのは「フェドチェンコ氷河」のジオラマ。世界最大級で全長およそ77km。氷河とは長期間積もった雪が圧縮され、自重でゆっくり流れていく巨大な氷のかたまりのことだそうです。模型では地面の露出が多く、温暖化による後退が現実味を持って伝わってきました。

まとめ

今回のコモンズDで印象に残ったのは、偶然にもすべてアジアの国々でした。展示を通して歴史や自然環境、そして国が抱える課題に触れ、万博が「世界を知る入り口」になっていることを改めて実感しました。

👉 コモンズDの**その他の国々については、別記事(アジア・アメリカ編/アフリカ・ヨーロッパ編)**で備忘録としてまとめる予定です。ここまでお読みいただきありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次